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育毛について知る・学ぶ

リデンシルについて

目次

薄毛対策の育毛剤成分リデンシルとは?

リデンシルとは、スイスのインデュケム社によって開発された頭皮ケアのための新しい成分です。2014年に行われた、世界最大級の化粧品原料や技術の展示会である「インコスメティックス」で銀賞を獲得したことからも注目を集めました。
特徴や原料についてご紹介します。

リデンシルの主な4つの特徴

リデンシルを利用することによって期待できる働きは次の4つです。

発毛幹細胞の活性化
発毛と深く関わっている発毛幹細胞を活性化させる働きが期待できます。
幹細胞活性の維持
後ほど詳しくご紹介しますが、バルジ領域と呼ばれる部分には毛包幹細胞という毛の幹細胞が存在しています。リデンシルの成分はそういった幹細胞を活性化させ、維持する働きがあるのです。
アポトーシスの抑制
アポトーシスとは細胞が自ら死を選ぶ動きのことです。リデンシルにはアポトーシスを防ぐ働きがあり、これにより毛包幹細胞の生存機能が保護される特徴を持っています。
真皮繊維芽細胞の刺激
真皮繊維芽細胞とは、皮膚の中にある真皮と呼ばれる部分の細胞で、肌の弾力などを作る働きを持つものです。リデンシルによる真皮繊維芽細胞を刺激する働きは、肌の一部である頭皮を健康的な状態に導く効果が期待できます。

リデンシルの成分や原料

リデンシルは、水、グリセリン、ピロ亜硫酸Na、グリシン、塩化亜鉛、セイヨウアカマツ球果エキス、チャ葉エキスによって構成されている成分です。

これらの原料は、頭皮の発毛幹細胞に働きかけて活性化させるだけでなく、真皮繊維芽細胞を刺激したり、毛髪を休止期に移行させる働きを持ったインターロイキン-8(IL-8)と呼ばれるタンパク質の放出量を抑えたりする効果が期待できます。

また、インターロイキン-8は頭皮を炎症させる原因でもあるため、これを抑えることにより、頭皮の状態悪化を防ぐことにもつながるのです。

ヘアサイクルと幹細胞との関係

リデンシルは、幹細胞に働きかけてヘアサイクルの正常化を促す効果が期待できる成分です。ヘアサイクルと、幹細胞についてご紹介します。

薄毛の構造とヘアサイクル

毛髪は、毛包と呼ばれる部分で作られています。1つの毛包につき、平均して30本の髪の毛を作るのですが、健康的な髪の毛を作るためには、毛包をしっかり育てなければなりません。
髪の毛は成長期、退行期、休止期というサイクルを繰り返しており、毛包が成長するのは成長期にあたる時期です。しかし、壮年性脱毛症など薄毛に悩まされている方の頭皮では何らかの理由によってヘアサイクルが乱れ、成長期が短くなってしまいます。
これにより、毛包が十分に成長していないまま髪の毛の成長が止まる退行期や、髪の毛が抜け落ちる休止期に移行してしまうのです。

毛包が十分に成長していない状態では、強く長い髪の毛は生まれてきません。このようにヘアサイクルが乱れ、毛包が小さくなってしまうのが壮年性脱毛症の大きな原因です。

育毛の幹細胞の種類と特徴

育毛について考える上でおさえておきたい「幹細胞」とは、皮下組織や基底層、皮脂腺、バルジと呼ばれる部分などに存在しているものです。分裂することによって自分と同じ幹細胞を増やす自己複製能と、体を構成するのに必要な細胞に分化する多分化能を持っています。

幹細胞の種類は、胚性幹細胞、体性幹細胞(成体幹細胞)、人工多能性幹細胞(ips細胞)の3つです。

参考:生物工学会誌 第94巻第5号:身体のはじまりを知る―幹細胞のはなし―[PDF]

育毛に関係のある幹細胞として、バルジ幹細胞(ORSc)に注目してみましょう。皮膚の中にあるバルジと呼ばれる領域には、毛包幹細胞と色素幹細胞といった幹細胞が存在しています。

髪の毛を作る際、角化細胞と呼ばれるものが必要になるのですが、毛包幹細胞はこの角化細胞の元になって働く、重要なものです。また、色素幹細胞は、その名の通り毛の色を作るため、色素細胞を生み出す役割を持っています。

これらのバルジ幹細胞(ORSc)がきちんと働くことによって、健康で丈夫な髪の毛が生えてくるわけです。

参考:慶應義塾大学 グローバルCOEプログラム 幹細胞医学のための教育研究拠点:毛包幹細胞、色素幹細胞を維持

脱毛症は一体何が原因?

壮年性脱毛症など薄毛トラブルの大きな原因は、ヘアサイクルの乱れにより髪の毛の成長期が短くなってしまうことにあります。

ヘアサイクルが乱れる原因は実に様々なものが挙げられますが、従来の育毛剤では主に男性ホルモンがヘアサイクルを乱すことに注目し、男性ホルモンを抑制する成分を入れることにより対策を取っていました。

ですが、ストレスや年齢、頭皮の炎症など、男性ホルモン以外にも多くの原因が薄毛を引き起こしているため、対策としては不十分だといえます。

一方で、リデンシルはバルジ幹細胞を活性化させることにより、脱毛症の根本的な原因である「新成長期の毛髪(ORS幹細胞)が十分に活動していない」という問題に働きかけることが可能です。

直接薄毛の原因にアプローチする方法であるだけでなく、様々な臨床試験を行っていることから注目されています。
これまでとは違う形で薄毛対策をとりたいと考えている方にとっても、見逃せない成分だといえるでしょう。

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